ヨトウムシ(ヤガ科幼虫の総称)
Mamestra brassicae,Spodoptera litura
等
ヤガ科(Noctuidae)ヨトウガ亜科(Hadeninae)
こまったやつ度:★★★
俗に言うイモムシ。夜間に活動するヤガ科ヨトウガ亜科の幼虫の総称。
雑食性で、ほとんどの植物を食べてしまう、とんでもなく悪いやつ。
大きくなると、色がだんだん黒っぽくなり、昼間は土の浅いところに隠れていて、 夜な夜な出てきては、植物食べ放題!。
まさに、夜盗虫の名前が、ぴったりの悪党。
これが、タマゴ!
人に見つからないように、葉っぱの裏に産んでいる。
数えたわけではないけど、1000コ以上はありそう。
この時点で気づいて取り除けば、被害は激減。
でも、見落として、全部孵化したとしたら、どんなことになるか。。。(~_~;)
色が違うのは、中での生育の違いによるんだろうか?
後で調べたところ、孵化前には暗紫色になるとか。ということは、もうすぐ。。。(~_~;)
これが、孵化したところ。
かなり、過激な画像。(^^ゞ
家の外壁などについた卵で除去できない場合、この時点で、キ○チョールなどの殺虫剤をしゅ〜っと一吹きすると、一発で駆除!
葉っぱの裏側に卵を産むのは、孵化した幼虫が、まんべんなく下の植物に落ちるようにする巧妙な手口なのか?
【シロイチモジヨトウ?幼虫
Spodoptera exigua
?】
幼齢では、透き通った青緑。
まだまだお子様なので、昼間に活動。
捕まえられそうになると、ぽとっと落ちて、死んだふりのつもりをしているようだが、よけいにバレバレ。(^^ゞ
でもこの技、もっと大きくなって、体の色が黒っぽくなると効果てき面で、見失ってしまうことが多い。
青緑の若造と、深緑色の先輩。(^^ゞ
たぶん、シロイチモジヨトウかと思われる。
【ヨトウガ幼虫
Mamestra brassicae
】
さらに大きくなると、ヘビ模様になる。
この頃は、夜遊び大好きで、夜な夜な食い荒らしては、昼間は土の浅い所に潜って、寝ている。
触ると、やっぱりころりん〜と死んだふり。
土の上でこれをやられると、どこに落ちたかわかんなくなるのだ。
【ハスモンヨトウ幼虫
Spodoptera litura
】
ヨトウガと似ているが、体の8番目の節に一対の斑点があるのが特徴。(こいつは、ちょっとわかりにくいが、三角の点々よりも下ににじんだ黒いところ)
全体に二列に並んだ三角の点々は、個体差があるので無いこともあるらしい。
それにしても、こいつはかなりドケバな色合いである。
通常は、もっと茶色っぽい地味な感じのものを見かけることが多い。
葉の中央に大きな穴が開くような食害跡の場合は、ヨトウムシのでかいやつの仕業であることが多い。
株元周辺の土の表面をそーっと探ってみると、たいてい予想をはるかに超える大物が見つかるのだ。
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