イラガ類
Monema flavescens,Parasa lepida lepida,Microleon longipalpis
イラガ科(Lymantriidae)
こまったやつ度:★★★
集団で葉を食い荒らすケムシ。
見た目は、きれいな色で、ユニークな顔をしているけど、
庭で遭遇する虫のなかでは、たぶん、最も強い毒を持つ虫。(~_~;)
【イラガ Monema flavescens】
太短い体に、鬼の金棒のようなつのがついている。
体は茶色のぶち模様。
正面からみたところ。
頭や口は、下の方に隠れているらしい。
【ヒロヘリアオイラガ Parasa lepida lepida】
庭木の多くを食害する。
葉の裏側に潜んでいることが多い。
我が家に発生するイラガで、もっとも多いのはこいつ。
目の覚めるような明るい黄緑色の太くて短い体に、栗のイガのようなとげがついている。
このとげに触れると、人によっては電気にしびれたような激しい痛みを感じるという。
症状がひどいときは、すぐに皮膚科を受診したほうがよさそう。
正面から見たところ。
黒い斑点が、ブタの鼻の穴のように見える。(^^ゞ
亀が甲羅をかぶっているみたい。
オレンジ色のつのらしきものも生えていて、見た目はユニークなのだが、(毒さえなければ。。。)
若齢幼虫が葉裏でかたまっているところ。ここで発見できれば、葉ごと切り取って一発駆除OK!なのだが、もう少し大きくなると、個々に分散してしまうので大変。
拡大してみました(爆!)
カマキリに捕まって、食われる寸前の幼虫。
強い毒を持つのに、カマキリは平気なのだろうか?
【テングイラガ Microleon longipalpis】
まるで何かの卵のようにみえるけど、一応イラガ。
ラグビーボール型で、ちょっとかわいい(^^;
背中にオレンジ色のツノのあるやつとないやつがいるみたい。
テングイラガは生態などがよくわかっていないらしく、 もしかしたら別種の可能性も。。。
【種不明の繭】
駆除から逃げ延びて、冬の間にマユになったもの。
マユは固くて簡単には割れそうにない。
一見、人工物のように見えて、へんな模様が入ってるところが気色悪いのだ。
羽化してどこかへ飛び立ってしまった抜け殻。
(模様がはっきりしないので、イラガじゃない他のガの繭かも。(^^ゞ)
きれいに丸く穴が開いているので、初めから ふたのように切れ目が入っているのだろうか?
※画像の上の穴は、木の節です。
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