ギングチバチ? Ectemnius rubicola アナバチ科 (Sphecidae)

こまったやつ度:★☆☆

茎から粉がいっぱい出てる〜! これは、茎に穴をあけて食い進むテッポウムシの仕業に違いない!?と思ったのだが。。。

ギングチバチ?脱出穴 ある朝、ジギタリスの葉の上に白い粉がいっぱい落ちているのを発見。
良く見ると、茎に穴が開いている。
粉は、茎の削りカスだったのだ〜。
茎の中にテッポウムシが潜んでいるに違いない。
このまま放置して、どんどんと食い進まれたらさらに被害は大きくなる。もう切るしかないと思ったのだった。

ギングチバチ? 思い切って茎を切り、茎を剥いで中を見てみる。
そこには、世にも恐ろしい光景が〜。(*_*)/
いくつかに仕切られた部屋に、幼虫や繭らしきものが入っている。
その時はあまりにも気味悪いので、良く観察もせずカミキリムシの幼虫だと思いこんでいた。
あわてて画像を撮った後、速攻で袋詰めにして処分。
画像も、長らく撮りっ放しで放置してあった。


ギングチバチ? 今回、このコーナーにUPするために画像を見直していて、どうやらカミキリムシの幼虫ではないことに気づいた。
穴に遠い部分から穴へ向かって、幼虫→繭(サナギ?)へと成長段階が進んでいるようにみえる。つまり、あの穴は、繭から出た成虫が茎を食い破って外へ出た跡だったのだ。
葉や茎の中を食い進む昆虫を「リーフマイナー」というらしい。
調べていくと、ガやハチの幼虫ではないかということまでわかったが、ガは羽化したときに茎を食い破るアゴを持っていないので却下。

各幼虫間の仕切りがハチっぽいので、画像を拡大して観察。幼虫の前後に黒い虫の死骸らしきものが見える。ということは、ハエなどを幼虫のエサにするギングチバチか?
その中でも生きた植物の茎に侵入するものはクララギングチバエだけらしい。
情報が少ないので、本当にギングチバチかどうかはわからないが、我が家にやってきた謎の虫。気味悪いを通り越して、久々に好奇心を満たしてくれるものであった。(^^)

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